ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。日本代表選手たちの素顔に迫る番組『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』(7月27日放送)において、鎌田大地が、ワールドカップへかける想いを激白。自ら切り開いてきたサッカー人生を語った。
【映像】エリートではないサッカー人生 鎌田大地、ハードな毎日だった
「昔からうまくいっているサッカー人生ではなかったので、代表とは縁がないと思いながらプレーをしていた」とこれまでのサッカー人生を振り返る鎌田。サッカーを始めたのは小学生の頃、しかし、エリート街道とは程遠いものだった。
小学生のときにガンバ大阪の下部組織を受験するも不合格。中学生のときにはガンバ大阪のジュニアユースに入団するも試合に出られずBチームに落ちる経験もした。さらに高校時代は全国大会の出場はなかった。
鎌田は高校時代について、「兵庫県(の自宅)から京都府(の高校)に通っていて。朝5時に起きて始発の電車に乗って、授業が始まる前に1時間とか1時間半の練習をして、部活をして家に帰るのは夜の11時とか」とハードな毎日を送っていたと告白。
当時を「漫画みたいな生活」と表現し、「両手両足に重りをつけて坂を走ったり、学校の廊下にイスを10個くらい置いてそこをずっとドリブルしたり、後輩を10メートル間隔に1人ずつ置いて全員をかわしたり」と試行錯誤しながらサッカーの上達を目指したと話す。
そんな日々を思い返し、「周りがみんなうまかったわけではないから、自分が1人で1から100までしなきゃいけなかった」と語り、その環境だったからこそ「何でもできる能力が身に付いた」と、無駄ではなかった高校時代を振り返った。