アーセナル好調の一因となっているサリバ
今夏にオリンピック・マルセイユからアーセナルにローンバックし、アーセナルディフェンス陣の中心を担っているDFウィリアム・サリバ。彼が好パフォーマンスを発揮できている背景には、ミケル・アルテタ監督のサポーもあったようだ。
サリバは2019年夏にアーセナルがサンテティエンヌから獲得した21歳のセンターバック。これまではローン移籍を繰り返していたが、今季はアーセナルで開幕戦からレギュラーの座を掴んでおり、今季はここまでのリーグ戦7試合全てでフル出場を果たしている。
英『The Mirror』によれば、サリバにとってアルテタ監督の存在は成功の鍵の1つとなっている模様。アーセナルでの現状やローン移籍について、サリバ本人がフランスのテレビ局『Canal+』で述べたこのようなコメントが紹介されている。
「シーズンの始めに少し(アルテタ監督と)話をした。彼は僕がローン移籍中にやったことに満足していたよ。彼はとても良い監督で、自分のやっていることをよく理解している。彼が言うことは全て明確だ」
「彼は、僕がこのシステムにすぐ溶け込めるようサポートしてくれた。彼は毎日、ピッチの上でより良いプレイをするためのアドバイスをくれる。僕は自分を追い込むためにここ(アーセナル)に戻ってきたし、このような良いスタートを切ることができたのは嬉しいことだ」
「マンチェスター・ユナイテッド戦までは、とてもいいスタートを切ることができた。僕たちは1位だったし、これからもその順位をキープしたい。みんなが知っているように、僕は(アーセナルで)プレイしていなかった。僕としては、クラブを離れる方が良かったんだ」
「僕は若い選手だし、プレイして経験を積み、ミスを犯して学ぶ方がいいに決まっている。プレイしなければ成長はない。1年半の間、アーセナルから離れていたのは僕にとって良いことだった。新たな野心を抱き、より強くなって戻ってきたんだ」
マルセイユではリーグ・アンの年間若手最優秀選手にも選ばれたサリバ。ローン先で名を揚げ、アーセナルに戻ってからすぐに主力の座を掴み、優秀な監督の下でさらなる成長を望むことができる彼のキャリアはまさに順風満帆。
今季に限って言えば、フランス代表の一員としてW杯制覇を経験できる可能性もあり、アーセナルが今の調子を維持できればクラブレベルでもタイトル獲得が十分視野に入る。昨季マルセイユで飛躍を遂げたサリバは、今季アーセナルや代表で栄光を掴むことになるかもしれない。