サッカー日本代表のFW南野拓実(27)はFIFAワールドカップ・カタール大会を2カ月後に控える中、所属クラブのASモナコで不振に喘いでいる。そんな南野拓実に対して、米メディア『ESPN』が厳しい評価を与えている。

 南野拓実はカタールW杯アジア最終予選でコンスタントに先発出場していたほか、今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022でも4試合中3試合に出場。森保一監督のもとでレギュラーに定着していた。

 ただ今月23日のキリンチャレンジカップ・アメリカ戦では出番なし。27日のエクアドル戦でもトップ下の位置で先発出場したがほとんどチャンスを演出できず、後半途中でアイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地(26)にかわってベンチへ下がった。

 『ESPN』は日本代表の分析で南野拓実を「最も価値を下げた選手」に選出。「本田圭佑や香川真司の後継者といえば、数年前までは南野拓実が有力視されていた。彼はレッドブル・ザルツブルクでの活躍により、リバプールへ移籍した」

 「日本代表の森保一監督のお気に入りであり続ける南野拓実だが、今年6月にASモナコに移籍して以降は存在感を発揮できていない。今月の日本代表戦2試合でも67分しかプレーしなかった」と同選手の現状を説明している。

 南野拓実はASモナコでもサイドハーフで先発起用がつづく中、再三にわたり低調なパフォーマンス露呈。3試合以上で現地メディアからチーム内最低評価を与えられていた。

 またフランスメディア『Le Quotidien du Sport』は、今夏リーグアン所属クラブに加入した選手の失敗ランキングで、南野拓実を1位に指名。「フィジカル面における彼の能力に疑問を呈し、プレミアリーグでインパクトを与えるのに苦労したのは当然」と指摘している。