スポルティングCP所属の日本代表MF守田英正(27)は今月8日、CDサンタ・クララとの古巣対戦で先制ゴールを奪取。守田英正の攻撃面での能力が現地で注目を浴びるなか、CDサンタ・クララ元監督が同選手のプレースタイルの変化や特徴を語った。10日、ポルトガル紙『ア・ボーラ』が伝えている。

 守田英正は昨年1月から約1年半にわたりCDサンタ・クララでプレー。主力選手として活躍すると、今年7月にスポルティングCPへの完全移籍を果たしている。またスポルティングCPでもポルトガル代表MFマテウス・ヌネス(23)の退団もありレギュラーに定着。今季ここまで公式戦12試合中10試合の先発出場で2ゴール2アシストと結果を残している。

 同選手は今月8日のプリメイラリーガ(ポルトガル1部)第9節のCDサンタ・クララ戦で2試合連続となるゴールをマーク。スポルティングCPの専門サイト『Leonino』は「彼はスポルティングCPの中盤にサプライズをもたらしている。ゴールへの嗅覚という未知の能力を発揮し、スポルティングCPのキープレーヤーとしての地位を確立している」と綴るなど、攻撃面での貢献度を評価している。

 そんな中、CDサンタ・クララ元監督のダニエル・ラモス氏が『ア・ボーラ』のインタビューで教え子のプレースタイルを解説。「守田英正は6番(ボランチ)でプレーすることが多く、攻撃の組み立てを行うミッドフィルダーとしてプレーしていたが、ほとんどの時間で自由を与えていた。(中盤センターで)2人並んでプレーすることが多かったので、彼は相手ゴールに近い場所へ顔を出すことができたんだ」

 「いくつかの対戦相手からマークされ始めても、彼は簡単にプレーしていた。最初はポジションを意識する選手だったが、(ポルトガルで過ごす)時間が経つにつれて走行距離も長くなった。彼はどこにスペースがあるのか把握した上で前進することができる」と語っている。

 そして守田英正の今後の可能性を聞かれると「守田英正は、もっとたくさんゴールを決めることができる」と断言。

 「右足左足ともにシュートを打つのが上手で、ミドルシュートも得意だ。ただそれだけではない。とてもバランスがとれるし規律面でも優れているので、より攻撃的なプレーも可能なんだ」と理由を説明した。