セルティック所属の日本代表FW古橋享梧(27)は11日、MF旗手怜央(24)やFW前田大然(24)らとともにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節・RBライプツィヒ戦で先発出場したが無得点。セルティックが0-2で敗れてCLグループステージ敗退が決まると、現地メディアは同選手が不調に陥っている可能性を指摘している。

 古橋享梧は先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合で日本代表に招集。27日のエクアドル戦で本来のパフォーマンスを発揮できず、ハーフタイムでの途中交代を余儀なくされていた。ただそれでも代表ウィーク明けの今月1日に行われたスコットランド1部リーグ戦でゴールをマーク。5日のCLグループステージ第3節・RBライプツィヒ戦でもアシストをあげていた。

 そんな古橋享梧は11日のRBライプツィヒ戦でも先発出場。しかし前半28分に決定機を外すとその後はほとんど見せ場を作れず、65分でベンチに退いている。

 試合後、セルティックの専門サイト『ザ・セルティック・ウェイ』は古橋享梧に「6」(10段階評価で「10」が最高点)と及第点の評価を与えた。ただ短評では「セルティックのトップスコアラーである古橋享梧はギオルゴス・ギアクマキスとの争いを制して、再びUEFAチャンピオンズリーグという大舞台で先発出場した。ただこの日本代表選手は、このところ調子が上がらない」

 「古橋享梧は28分にフリーでヘディングシュートを放ったものの、絶好のチャンスを逃した。その後はシュートを打つことができなかった。ジェームズ・フォレストから素晴らしいお膳立てを受けたが、その場面でもシュートを放てなかった」と、同選手の調子に触れられている。

 古橋享梧はセルティックで結果を残している一方、森保一監督のもとでは出場機会に恵まれていないことにより、再三議論の対象となっている。FIFAワールドカップ・カタール大会開幕まで1カ月半となる中、同選手の調子が心配される。