スポルティングCP所属の日本代表MF守田英正(27)は16日、タッサ・デ・ポルトガル(ポルトガル国内カップ戦)3回戦のヴァルジンSC戦で先発出場。スポルティングCPが3部クラブ相手に敗れたこともあり、現地メディアから厳しい評価を与えられている。

 守田英正は今月8日、CDサンタ・クララとの古巣対戦で先制ゴールをあげるなどチームの勝利に貢献。ただ12日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節・オリンピック・マルセイユ戦では、前半19分に味方選手が退場すると直後の途中交代。チームもシュート4本に抑えられて0-2で敗れていた。

 そんな守田英正はカップ戦でも先発出場。前半終了間際にシュートを放ったものの、攻撃面でほとんど見せ場を作れずに76分で途中交代。チームも70分に先制ゴールを許すと、最後までヴァルジンSCの守備陣をこじ開けられず0-1で敗れている。

 試合後、ポルトガル紙『O JOGO』は守田英正に対して「5」(10段階評価で「10」が最高点)と及第点以下の評価を与えると「中盤で緩慢なプレーを見せ、創造性がほとんどなかった。(唯一の強調材料は)44分にペナルティエリア外から右ポスト付近にシュートを放ったことだ」と酷評している。

 スポルティングCPは8月27日のリーグ戦で、昇格組のシャヴェス相手に0-2で敗北。先月17日にも元徳島ヴォルティス所属MF渡井理己(23)擁するボアヴィスタ相手に1-2で敗れている。今季3度目の金星献上となったスポルティングCPの選手たちが逆風にさらされている。