ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。ワールドカップを制覇した各国チームと選手たちを追うNetflixのドキュメンタリー番組『チャンピオンへの軌跡』(エピソード5「イギリス:一度限りの栄光?」)において、W杯におけるイングランド代表の歴史を振り返ることができる。

サッカー発祥国であるイギリスは、1966年イングランドW杯で初優勝しているが、それ以来はW杯を制覇できていない。そこには島国特有の問題があり、「サッカーは自分たちのスポーツ」という意識を持つイギリス人が「自国が一番」、「イギリスが最強」と信じていたことも影響しているようだ。

「プレミアリーグに英国人がわずか33%しかいないことも関係している」と作家ジョン・カーリンは語る。「外国人を大勢呼び寄せた、とてもいい選手たちをね。サッカーの進化にはつながった。だが若手にとっては災難だ。なぜなら彼らは起用されない。若手は試合で成長していくものなのに」と元イングランド代表のジョージ・コーエンもプレミアリーグの影響にふれ、「そしてイギリスチームが編成されると、選手は雰囲気やチームになじめない。信頼関係もないはず。それが英国チームの現状だ」とイングランド代表の現状につながっていると語る。

イングランド代表が勝ち抜けない理由について、『ザ・タイムズ』スポーツ作家のマット・ディキンソンは「英国人に根付いている優越感的なものが間違いなく負けている原因だ」と言い切る。作家ジョン・カーリンも「自国へのおごりが存在していて、それがサッカーにも反映している」と語り、海外から学ぶべきことを受け入れられない態度がイギリスのサッカーが成長するのを阻害したと説明する。

それではイングランド代表がW杯で優勝を勝ち取るためにはどうしたらいいのだろうか。「おごりを捨てることだ。謙虚さこそが解決の道となるはず」とマット・ディキンソン。ジョン・カーリンもイギリス人が謙虚さを学び、他国から学べることが山ほどあると受け入れられたときに初めて改善できるだろうと自国を分析して指摘している。

FIFA ワールドカップ カタール 2022 完全ガイド by ABEMA
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