【プレミアリーグ】サウサンプトン1-1アーセナル(日本時間10月23日/セントメリーズ・スタジアム)

 アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋が見せた“ベルベットパス”が再び脚光を浴びている。惜しくも得点には繋がらなかったが、左サイドで縦関係を築くブラジル代表FWマルティネッリの足元にピタリと通す「神パス」にサポーターが湧いた。

【映像】冨安健洋の神がかり的な「ベルベットパス」

 サウサンプトンのホームに乗り込んだ冨安健洋は、プレミアリーグで3試合連続で左サイドバックとして先発出場を果たした。

 直近の冨安は絶好調だ。ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグのグループステージPSV戦にも出場した日本代表DFは、対戦相手であり絶好調のオランダ人FWコーディ・ガクポを完封。この素晴らしいパフォーマンスを受けて、「アーセナルで最も一対一の守備に強い」との評価を受けていたが、その守備の安定感はサウサンプトン戦でも変わらず見せつけている。

 加えて攻撃面でも存在感を発揮した。12分、マルティネッリの裏への動き出しに合わせてピンポイントで届けたこの「神パス」は冨安がオフェンスでも違いを作れることを証明するパスとなった。

 ABEMAのコメント欄には「冨安うまいな」「安定の冨安」「神パス」などの言葉が並んだ。開幕直後こそケガで出遅れたが、自らの実力で出場時間を確保した冨安。ディフェンスラインであればどのポジションでもプレーできる万能性は、アーセナルにとって頼もしい限りだろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)