ルイス・エンリケ代表監督はデ・ヘアをメンバーに選ばなかった

今季もマンチェスター・ユナイテッドの守護神を務めているGKダビド・デ・ヘア。残念ながらカタールW杯出場の可能性はなくなってしまったようだ。
 
ポジション争いのライバルと目されていたイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンがノッティンガム・フォレストへローン移籍したこともあり、ここまで全試合にフル出場している今季のデ・ヘア。しかし、スペイン代表には昨年11月以来呼ばれておらず、先発出場した試合は2020年10月のウクライナ戦が最後となっている。
 
スペイン『AS』によれば、スペイン代表は55人の予備登録メンバーリストをFIFAに提出したようで、来月11日に発表する26人のW杯出場メンバーがこの中から選ばれるという。現時点では各ポジション5人の選手がリストアップされており、ゴールキーパーはウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)、ロベルト・サンチェス(ブライトン)、ダビド・ラヤ(ブレントフォード)、ケパ・アリサバラガ(チェルシー)、ダビド・ソリア(ヘタフェ)が予備登録メンバー入りを果たしている。
 
これによりデ・ヘアの落選は確定。2014年ブラジルW杯、2018年ロシアW杯と2大会連続でメンバー入りを果たしていたが、この記録は途絶えることになった。
 
マンUでは今季からチームの指揮官に就任したエリック・テン・ハーグ監督の下、ビルドアップや飛び出しなど自らの弱点を克服しようとしていることがプレイから見て取れる。カタール行きを逃したことは残念だが、持ち前のシュートストップが健在であることや31歳という年齢を踏まえれば、キーパーとしての完成度を高めたデ・ヘアが2026年W杯に出場する未来もあるかもしれない。