【プレミアリーグ】アーセナル5-0ノッティンガム・フォレスト(日本時間10月30日/エミレーツ・スタジアム)

 昨季まで右サイドバックが主戦場だった日本代表DF冨安健洋だが、今季は逆サイドでのプレーが増えている。右利きの冨安を左サイドに配置すれば、逆足でクロスを送ることになるため攻撃力が低下する恐れもあったが、この想定は完全に杞憂だった。左サイドの高い位置から日本が誇るDFが、左足で最高のクロスをボックス内に供給した。

【映像】冨安健洋 ピンポイントクロスでチャンスを演出

 そのスーパークロスは48分の場面で起こった。冨安はブラジル代表FWマルティネッリからのパスを左サイドの深い位置で受けると、おもむろに縦にドリブル突破。相手DFをあっさり剥がすと、左足でファーに待ち構えるブラジル代表FWジェズスに対して、スピードのあるピンポイントクロスを供給した。

 このプレーに対しABEMA視聴者は「こんなクロス上げられるならどんどん上げろ」「冨安クロス上手いやん。めちゃめちゃいいクロス」などと賞賛。またABEMA解説者の戸田和幸氏も「いいクロスが入った」と視聴者同様のコメントを残した。

 アーセナルのアルテタ監督は、もとより両利きのサイドバックを好む傾向にある。冨安獲得の理由の一つは、両足でボールを扱えるからだったという。持ち運びや短いパスだけでなく、大外からの高速クロスも左足で蹴れるシーンを見せたことは、改めて監督に向けてのアピールになったはずだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)