インテルは31日、同クラブに所属しているベルギー代表FWロメル・ルカクの負傷状況を発表した。

 ルカクは8月13日に行われたセリエA開幕戦のレッチェ戦でスタメン出場を果たすと、開始2分で先制ゴールを記録。その後も同26日開催の第3節ラツィオ戦まで先発出場を続けていたものの、同28日のトレーニングで左太ももを負傷し、長期離脱を強いられていた。

 10月26日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループC第5節のヴィクトリア・プルゼニ戦で久々のメンバー入りを果たしたルカクは、3点をリードして迎えた83分、観客の大声援を背にピッチに立ち、およそ2カ月ぶりの復帰を果たしていた。直後の87分にはアルゼンチン代表FWホアキン・コレアとのワンツーから左足でゴールネットを揺らし、インテルの決勝トーナメント行きに花を添えるダメ押し点をマーク。復帰戦で結果を残していた。29日に行われたセリエA第12節サンプドリア戦では2点リードの68分から途中出場し、3-0での勝利に貢献。ここから再びインテルのスタメンに復帰していくことが予想されていた。

 しかし、ルカクは再び戦線を離脱することとなりそうだ。クラブの発表によると、ルカクが痛めたのはまたも左太もも。筋肉系トラブルの再発となってしまった。離脱期間などは明かされていない。『スカイ・イタリア』によると、11月1日に控えたCL・グループC第6節のバイエルン戦や、同6日のセリエA第13節、ユヴェントスとの“イタリア・ダービー”を欠場することは確実だという。

 インテルは負傷の詳細を見極めるため、近日中に再度検査を実施することを伝えた。この検査結果次第では、11月20日に開幕を迎えるFIFAワールドカップカタール2022の出場は難しくなるかもしれない。