「タカハラ、オオグロ、ヤナギサワ、タマダ…マキ」

 2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)のメンバー発表。当時日本代表を率いていたジーコ監督から、FW最後の5人目として名が挙がったのは、選出が有力視されていた久保竜彦ではなく巻誠一郎だった。

「オォォォ」

 報道陣からは一斉に驚きの声が上がった。

 それから16年。時代は移り変わり、間もなくカタールW杯に臨む26人が森保一監督の口から告げられる。再びサプライズは起こるのか。このタイミングに合わせ“経験者”である巻氏は、日本サッカー協会を通じて、後輩たちへメッセージを寄せた。
 
「僕自身は2006年のドイツ・ワールドカップに出場させていただきました。その時もたくさんの日本のファン・サポーターのみなさんに応援していただきました。結果は中々思い通りにはいかなかったですけれども、その時の経験は僕の大きな財産になりました。

 カタールのワールドカップも近付いてきてますけども、日本全体で日本代表のチームを後押しして素晴らしい大会にできるように、日本全体で応援していきましょう。頑張れニッポン!」

 注目の“国民行事”は11月1日、14時より行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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