日本代表にケガ人が続出している中、デュッセルドルフのMF田中碧も負傷離脱することが発表された。

【写真】ドイツ紙が注目した田中碧が5年履き続けている靴下

1日、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けた日本代表メンバー26名が発表。FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)、MF原口元気(ウニオン・ベルリン)、FW古橋亨梧(セルティック)など、招集されると予想されていた選手が選外となるサプライズがあった。

田中は順当にメンバー入り。自身初のW杯に臨むことになるところだったが、しばらく離脱することがクラブから発表された。

5日にザンクト・パウリと対戦するデュッセルドルフだが、試合に向けたトレーニングでチームの負傷者情報を更新。その中に、田中の名前もあった。

クラブの発表によれば、田中は10月29日に行われた2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第14節のホルシュタイン・キール戦で負傷したとのこと。ヒザを負傷したとし、しばらく離脱となるとされている。

ドイツ『ビルト』によれば、ダニエル・ティウネ監督も「彼は少なくともこの試合は欠場する。次までは6日間。そこから良い回復の過程と、たくさんの運、そして教会にあるロウソクが必要だ。そうすればまた彼に会える。そうでないならば、早くW杯のピッチに立てることを願っている」とコメントした。

また、「彼にとっても、我々全員にとっても、彼が重傷を負っていないこと、そしてこの大きな夢が打ち砕かれていないことはとても重要だ」とし、「彼も我々も痛手だった。ただ、テレビをつけると彼が走っている姿が映し出され、そうしたら我々は嬉しくなる。早く戻ってくれると嬉しい。だから、無理はさせたくない」と気遣いを見せていた。

重傷ではないとの見方が強いが、ヒザであると心配なことは増える。すでにボールを蹴ったトレーニングを開始しているものの、DF板倉滉(ボルシアMG)、FW浅野拓磨(ボーフム)が9月に重傷を負い離脱中。また、MF守田英正(スポルティングCP)はふくらはぎ、MF久保建英(レアル・ソシエダ)は肩の脱臼で数試合欠場している状況だ。

さらに、2日にはDF中山雄太(ハダースフィールド・タウン)も試合中に負傷し担架で運び出されるという悪い知らせ。メンバーに入っている選手のケガは問題ないとしているが、あまりにも多くなってきただけに、みんなが回復することを願うばかりだ。【写真】ドイツ紙が注目した田中碧が5年履き続けている靴下