スペイン2部レガネス所属のMF柴崎岳は、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバーに選出されている。同選手の日本代表招集については、大幅な戦力ダウンという点で以前からレガネスにとって大きな問題となっていた。そんな中、レガネスのイマノール・イディアケス監督が柴崎岳のカタールW杯参戦決定に言及している。4日、スペイン紙『アス』が指揮官の言葉を伝えた。

 柴崎岳は鹿島アントラーズ、CDテネリフェ、ヘタフェ、デポルティーボ・ラ・コルーニャをへて、2020年9月からCDレガネスでプレー。昨季以降は中盤の主力選手として活躍しており、今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合でピッチに立っている。

 ただ一方で代表ウィークと同じくカタールW杯開催期間中もスペイン2部リーグが中断しないことから、レガネス内部では主力選手である柴崎岳の代表招集が懸案事項となっている。

 またイディアケス監督は今年9月末の会見で「(カタールW杯期間中に)柴崎岳をリーグ戦で起用できない可能性への怒り? 怒りで私は何もできない。ひとりの監督として、彼にはカタールW杯に行ってほしいと願っている。彼が悪いのではない。すべてはリーグ側が悪い」と怒りをあらわにしていた。

 そんなイディアケス監督は今月4日の会見に出席した際、柴崎岳のカタールW杯日本代表選出について聞かれると「先日、カタールW杯日本代表のメンバーリストが出てきたときにみんなで祝福した。チームメイトやクラブスタッフも喜んでいたね」

 「柴崎岳が我々の一員であること、そして彼がワールドカップでプレーするという美しい機会を得られるのは、とても光栄なことなんだ」とコメント。

 そしてカタールW杯期間における同選手の代替候補を聞かれると「柴崎岳不在の中でも、我々は多くの試合をこなしてきた。確かに彼のいないことに注目されるが、彼の代わりになるだけのクオリティはチーム内にある」とこれまでとは一変して前向きな言葉を残している。

 なお柴崎岳は2018年のロシアW杯や2019年のAFCアジアカップでプレー。今年1月以降はフォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧(23)やスポルティングCP所属MF守田英正(27)らの台頭によりベンチに追いやられていたが、今年9月のキリンチャレンジカップ・エクアドル戦ではキャプテンマークを巻いて先発出場していた。