メンバー入りが危ぶまれる3人

カタールW杯開幕が目前に迫る中、現地時間10日14時に発表される予定のイングランド代表メンバー。先日、チェルシーのDFベン・チルウェルが負傷の影響で欠場濃厚となってしまったが、他の負傷者たちは滑りこみでカタール行きのチケットを手に入れることができるのか。
 
現在メンバー入りが危ぶまれているのは、チェルシーのDFリース・ジェイムズ、マンチェスター・シティのDFカイル・ウォーカー、MFカルヴィン・フィリップスといった選手たち。R・ジェイムズは先月12日に行われたチャンピオンズリーグのミラン戦で膝を負傷、ウォーカーは先月2日のプレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド戦で鼠径部を負傷、フィリップスは9月中旬のトレーニング中に肩を負傷し、ウォーカーとフィリップスに関しては手術を行っている。
 
英『Daily Mail』によれば、代表指揮官のガレス・サウスゲイト監督はここ数日、負傷で代表入りが危ぶまれている選手たちと個人的に話し合いを行ったらしく、ウォーカーとフィリップスは選ばれるに値されるだけの状態であることを宣言したという。
 
実際にフィリップスは10日に行われるリーグ杯のチェルシー戦で戦線復帰する見込みであり、ウォーカーもシティのドクターが驚くほどの奇跡的な回復を遂げたため、選出が可能となっているようだ。
 
一方、R・ジェームズは固定具を外してランニングを開始した段階であり、負傷した膝をテストするためにランニング中のターンを増やすなど、ここからリハビリプログラムをさらに強化していく予定とのこと。元来のスケジュール通りに進んではいるものの、他の2人に比べると回復が遅れている状況で、大会の後半からであれば起用できるのではないかと期待していたサウスゲイト監督も大きな疑念を抱いているようだ。
 
ウォーカーが間に合うとなれば、起用できるか微妙なR・ジェイムズを無理に選ぶ必要はあまりなさそうだが、決勝トーナメントから活躍するR・ジェイムズの姿も想像できる。サウスゲイト監督がこの3人の中から誰を選び、誰を外すのか、その決断に注目だ。