11月13日に開催されたリーグ・アンの第15節で、首位を走るパリ・サンジェルマンはホームでオセールと対戦。ワールドカップ前最後のゲームを5-0の大勝で締めた。
この試合で、15分に見事な浮き球のパスでキリアン・エムバペの先制点をお膳立てしたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとブラジル代表FWネイマールは、75分にDFセルヒオ・ラモスとともにベンチに退いた。
普段は途中交代を好まない両スターだが、W杯開幕が目前控えている。この時点で3点リードですでに勝負はほぼ決しており、クリストフ・ガリティエ監督が、ビッグトーナメントを考慮したのは想像に難くない。
【動画】エムバペの先制ゴールをお膳立てしたメッシの絶妙な浮き球パス
スペイン紙『Mundo Deportivo』は「ガルティエはメッシとネイマールを退かせた。歴史上最も賞賛された交代に対する世界の反応」と題した記事を掲載。次のように伝えた。
「試合開始から75分、誰もが待ち望んでいた瞬間が訪れた。ガルティエ監督は、チームがすでに快適な勝利を楽しんでおり、すべてのファンの苦痛を引き延ばす必要がないと考え、メッシとネイマールをフィールドから外す決定を下した」
同紙は「ワールドカップは11月20日に開幕する。ブレーク前最終日における最大の懸念のひとつは、スター選手の誰かが負傷したり、カタールでの存在感を損なう可能性のあるダメージを受けたりすることだった」と続けている。
記事は「真実は、レオとネイがピッチを去った瞬間、パリ、アルゼンチン、ブラジル、そして世界中で祝われたということだ」と綴り、「ゴールのように祝った」 「メッシの交代に拍手を送ります」 「なんとほっとしたことか」といったSNS上の声を紹介している。
アルゼンチンとブラジルの10番は、無事にカタールに到着できそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部