マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスがシーズン途中のワールドカップ(W杯)開催を疑問視した。イギリス『BBC』が報じている。

フットボール界にとって4年に一度の祭典であるW杯は今回、中東の地が初の開催となり、カタールが舞台に。だが、猛暑対策から欧州のシーズンを一旦止めての開催や、移民労働者、LGBTQ、女性軽視の問題でも懸念の声が相次いでいる。

開幕まであと1週間を切るなか、国際サッカー連盟(FIFA)から出場国に対してフットボールに集中するようにとの通達もなされているが、ブルーノ・フェルナンデスは疑念を抱いた。

「W杯でプレーしたい時期じゃない。選手にとっても、ファンにとっても、誰にとってもベストな時期じゃないと思う。子供たちは学校に行き、人々は働いているんだ。観戦に最適なタイミングじゃないよ」

「ここ数週間や、数カ月の状況を目にしていて、スタジアムの建設で亡くなった人もいる。誰もそれを喜んではいない。フットボールはみんなのものであって、誰もがW杯に参加できるようになってほしい」

「W杯はみんなのもの。誰だあろうと関係ない。こういったことはどんなとき出会っても起きるべきじゃないと思う。ただ、だが、W杯はフットボールを超越するもの。ファンや、選手からすれば、パーティーさ」

「見る喜びもある大会だし、もっと良い形で開催されるべきだ」