カタール・ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表に合流したMF田中碧が胸中を明かした。
現地時間11月13日に行なわれた合流後初のトレーニングでは、ランニングなど軽めの調整で汗を流した田中。練習後の取材に応じ、メンバーに選ばれた心境について語った。
「もちろん嬉しいし、ホッとしたし、光栄ではあると思いつつも、スタート地点に立ったという気持ち。自分の目ざしてきたものが、よりリアルなものに変わる瞬間で、すごく身が引き締まる思いです。新鮮さはありましたが、嬉しさよりもやらなきゃいけない責任感は増えました」
23日には、強豪ドイツとの初戦を控える森保ジャパン。ボランチの田中は、ピッチに立てば、イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)やヨシュア・キミッヒ、ジャマル・ムシアラ(ともにバイエルン・ミュンヘン)などビッグクラブで活躍する選手たちとのマッチアップが予想されるが、その印象については、以下のように見解を示した。
「想像できるかと言われたら、できないので……想像できれば、勝てると思う。ワールドカップという特別な環境も掛け合わされると思いますし。
やらなきゃ分からない部分もありますし、逆に僕たちがそう思っているということは、相手もそう考えていると思います。そこのせめぎ合いや、相手に対して順応する時間は少なからずあるので、そのなかでいかに本来のプレーができるか。簡単ではないですが、自分が持っているプレーを100パーセント出せればいいんじゃないかなと思います」
初のW杯に意気込む田中。「チームが上に行くことが一番重要なので、そこに自分ができることを全力でやりたいなと思います」と表情を引き締めた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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