日本代表は15日、FIFAワールドカップカタールに向けて、ドーハで練習を行った。
合流初日となった伊東純也(スタッド・ランス)は「いよいよだなと思いました」と心境を明かしつつ、「チームと代表では戦い方も違いますし、そこの頭の切り替えは大事だと思いますけど、コンディション的には試合をやっていて、そのままの感じでこられるので、コンディション的には問題ないかなと思います」と語った。
改めて、W杯メンバーに選出されたことについて聞かれた伊東は「今はコンスタントに試合に出られていますけど、最初に選ばれた頃は本当に全然出場時間もなかったですし、本当に選ばれるかどうかのところだったと思う。そこから積み上げてきて今があると思うので、自信を持ってやりたいなと思います」と意気込んだ。
また、日本代表で負傷者が続出していることには「もちろんケガをした選手が一番辛いと思いますし、コンディション的にも辛いと思いますけど、みんなたぶん試合までには間に合う感じだと思う」とコメント。一方、W杯メンバーに選出されたものの、右足アキレス腱の損傷で不参加となった柏レイソル時代の同僚でもある中山雄太(ハダースフィールド)については次のように語った。
「雄太のは本当にショックでした。ずっと柏時代も一緒にやっていて、代表も雄太もコンスタントに入るようになって、一緒にやってきたのでとても残念。彼の分もしっかりやりたいなと思います」
さらに、中山と連絡を取ったという伊東は、「『絶対抜けると思うから、どんどん仕掛けていってくれ。いけば絶対大丈夫だと思う。応援しているよ』と言われたので、頑張ろうかなと思いました(笑)」とメッセージを受け取ったことも明かした。
日本代表は23日に行われるW杯初戦のドイツ代表戦を前に、17日にUAEのドバイでカナダ代表と強化試合を行う予定となっている。カナダ戦に向けて伊東は「誰が出るかまだわからない。誰が出てもチームでやる戦い方というのを見ながら、自分がやっているかのようにイメージしなければいけない。出ても出なくてもいい準備ができるようにしたい」と言及しつつ、ドイツ戦に向けての意気込みも語った。
「やっぱり初戦は大事。もちろんドイツなので、相当難しい試合になると思いますし、我慢する時間も多くなると思いますけど、そういう時間を耐えて、うまく攻撃、カウンターとかが決まればいいかなと思います」