スペイン代表MFペドリ(バルセロナ)が、FIFAワールドカップカタール2022に向けた意気込みを語った。17日、国際サッカー連盟(FIFA)の公式サイト『FIFA.com』がコメントを伝えている。

 スペイン代表は12大会連続16度目のW杯出場となり、今回のカタール大会では2010年の南アフリカ大会以来2度目の優勝を目指す。本戦ではグループFに入り、23日にコスタリカ代表、27日にドイツ代表、そして12月1日に日本代表と対戦する。

 かつて圧倒的かつ美しいパスサッカーで世界を席巻し、国際大会3連覇(2008年EURO、2010年W杯、2012年EURO)を達成したスペイン代表。しかし、2014年のブラジルW杯ではまさかのグループステージ敗退に終わり、続く2018年のロシアW杯でもラウンド16で姿を消すなど、W杯の直近2大会では苦い結果が続いている。

 今回のカタール大会が自身初のW杯挑戦となる19歳のペドリは「UEFAネーションズリーグ(UNL)と昨年のEUROではとても良い成績を収めることができた。EUROでは準決勝まで進んだし、UNLでは僕自身はあまりプレーできなかったけど、チームの状態はとても良かった。ピッチ上にもそれが表れていると思う」とチーム状態への自信を語った上で、”無敵艦隊”復権への意気込みを次のように示した。

「まずはグループリーグに、そして次のラウンドに集中するよ。僕たちは競争力があるチームだ。メガスターがいるわけではないが、グループこそが最高のスターなんだ。全員が一丸となり、僕たちが何をしたいのか、そしてなぜプレーしているのかを理解すれば、多くのことを成し遂げられるし、勝つチャンスは十分にあると思う。応援してくれる全てのファンを幸せにしたいという気持ちを込めて、全てをかけてW杯に臨む。全力を尽くすよ」

 また、同選手はスペイン代表のライバルになり得る国についても言及。「ブラジルとアルゼンチンは素晴らしいチームだと思うよ。ブラジルは選手たちのクオリティが素晴らしく、アルゼンチンには最高のプレーヤーがいるからね」とコメントした。