思った以上に4年前からメンバーが変わっている

前回のワールドカップ・ロシア大会王者であるフランス代表にネガティヴな話題が続いている。

大会へ向けた合宿に入ったのも束の間、FWクリストファー・エンクンクとDFプレスネル・キンペンベが負傷で離脱することが決定。当初のメンバー選考時からMFエンゴロ・カンテ、ポール・ポグバら一部主力が負傷していたが、ここへきて新たなトラブルだ。

それでも全体的にタレントは揃っているものの、やや経験値が不足している印象は否めない。負傷したキンペンベに代わって招集されたモナコDFアクセル・ディサシはまだA代表デビューを果たしていない選手で、エンクンクの代わりに招集されたフランクフルトFWランダル・コロ・ムアニも今年に入ってデビューしたばかりだ。

代表監督ディディエ・デシャンは前回優勝メンバーを中心にチーム構成を考えていたはずだが、思った以上にチームの顔ぶれは変わることになった。

4年前はラファエル・ヴァランとサミュエル・ウムティティがセンターバックコンビを組んでいたが、ウムティティは負傷続きで計算できず、ヴァランもマンチェスター・ユナイテッド移籍以降は怪我が目立つ。今もコンディションが万全とは言えない状況で、センターバックも4年前から一新されるかもしれない。

中盤は前述したカンテ、ポグバの離脱に加え、ブレイズ・マテュイディも今は代表を離れている。若いエドゥアルド・カマヴィンガ、オーレリアン・チュアメニらが出てきているが、中盤も4年前からガラリと変わる。

前線はカリム・ベンゼマが戻ったものの、こちらも今季開幕からコンディションに不安がある。アントワーヌ・グリーズマン、キリアン・ムバッペ、オリヴィエ・ジルーら計算できるタレントは多いが、やはりベンゼマの状態は気にかかる。

一方でGKはミランで評価を伸ばしていたマイク・メニャンが負傷でメンバー外に。今回も4年前を知る代表キャップ139試合のウーゴ・ロリスが招集されているものの、一部ではメニャンの方が良いとの評価もあった。ロリスも35歳を迎えており、ここはデシャンも世代交代したかったのではないか。

スペイン『as』はこうしたトラブルから、フランス代表に警告を発している。前回王者ではあるものの、怪我人の問題でメンバーは大きく変わっている。望んでいなかったポジションでの世代交代も起きている印象で、フランスの連覇は難しい道となりそうだ。