カタール・ワールドカップ(W杯)で日本代表と初戦で戦うドイツ代表は、完全に閉鎖した空間で調整をしていくようだ。

【写真】ドイツ代表が拠点とする要塞

2014年のブラジルW杯で優勝したドイツ。しかし、それ以降は輝かしい成績を残せておらず、前回大会はグループステージで敗退していた。

ハンジ・フリック監督が率いるチームは、そこまでの期待を寄せられていない一方で、選手個々の力は十分に高く、優勝候補の一角には挙げられている。

そのドイツは17日にカタール入り。直前のオマーン代表との親善試合では1-0での勝利と内容も乏しく、下馬評通りとも見て取れる。

カタールに到着したチームだが、人里離れた閉鎖された場所が拠点となる。

ドーハからバスで1時間半離れたカタール北部の港町であるアル・ルワイスが拠点に。アル・シャマル・スタジアムでトレーニングを行う。

このスタジアム、外観はスタジアムというよりも要塞。2011年に建設されたスタジアムで、5000人の規模ではあるが、完全に壁に囲まれている。

それもそのはず。1938年に建設された砦をベースとしており、本物の要塞の中にスタジアムが作られている。これは沿岸警備隊のものであり、選手たちも完全にガードされているということだ。

完全に守られた状態で本大会に集中してくるドイツ。批判にさらされることが少なくない中、順調に調整を進められるか。日本にとってはまさに不気味な存在となりそうだ。


【写真】ドイツ代表が拠点とする要塞