サッカー日本代表は21日、カタールワールドカップのグループステージ初戦・ドイツ代表戦に向けて練習を行なった。

 試合2日前にして、ついに26人全員がチーム練習に揃った。左太ももの違和感で別メニュー調整を続けていたMF守田英正がスパイクを履いて全体練習に参加。ランニングなどのウォーミングアップ、そしてボール回しにも元気に参加した。

 報道陣には冒頭15分間のみの公開だったため、非公開に切り替わった後もチームとともに練習したかは不明だ。しかし、ボール回しの際にいつも通りの元気な様子を見せており、2日後のドイツ代表戦への出場にも希望が見えてきた。

 特に目立ったのは、守田の「鬼」になる回数の少なさだった。円の中に2人の鬼が入るボール回しで、周りの選手たちが代わるがわる鬼になっていく中、守田はミスなくワンタッチでパスをさばき続け、ほとんど鬼になることがなかった。

 重要な選手の復帰にめどが立ったのもつかの間、新たなアクシデントも発生している。

 日本サッカー協会は22日、スペイン遠征を行っているサッカーU-19日本代表で4人の新型コロナウイルス陽性者が出たと発表した。それにより日本代表のトレーニングパートナーとしてカタール入りする予定だった10選手が日本に直接帰国することになった。

 トレーニングパートナーはドイツ戦後から参加人数が限られる試合翌日の日本代表の練習などをサポートするはずだったが、その計画は実行不可能になってしまった。なお、他の世代の代表チームなどからの代替招集の予定はない。

 サムライブルーは今後も26人のままベスト8進出を目指して戦うことになりそうだ。

(取材・文:舩木渉)

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