アルゼンチンがサウジアラビアに敗れ、C・ロナウドはマンUを退団
カタール・ワールドカップ(W杯)でアルゼンチン代表がサウジアラビア代表に1-2で敗れる大波乱に始まった11月22日は、その後もインパクトの大きな話題が続くことになった。
日本時間19時キックオフで始まったカタールW杯大会3日の第1試合、C組のアルゼンチン対サウジアラビアの一戦は前半10分にメッシがPKを決め、アルゼンチンが幸先のいいスタートを切った。
しかし、後半に入ると立て続けにサウジアラビアが得点を奪って逆転。その後のアルゼンチンの反撃を退け、2-1で大金星を挙げた。事前の予想で優勝候補に挙がることも多かったアルゼンチン、そしてこれが最後のW杯を明言しているキャプテンのメッシにとってはショッキングな敗戦となった。
すると、日本では日付が変わり深夜1時にキックオフされた第3試合のメキシコ代表とポーランド代表の試合ではポーランドのエースFWロベルト・レバンドフスキに悲劇が待っていた。0-0で迎えた後半11分に得たPKのキッカーを務めるも、ゴール右隅を狙ったキックはメキシコの守護神GKギジェルモ・オチョアに防がれ、千載一遇のチャンスに得点を挙げることができなかった。自身のW杯初ゴールはお預けとなり、試合もスコアレスドローに終わっていた。
そして、そのメキシコ対ポーランド戦の試合中にSNS上を騒がせたのは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドと契約解除したという衝撃のニュースだった。テレビインタビューでクラブ批判を行うなど大きな物議を醸していた37歳はこのW杯期間中に所属クラブを失うことに。メッシ、ロナウド、レバンドフスキといずれも現在のサッカー界を代表するスターが三者三様の形で話題を提供した。
英公共放送「BBC」や英誌「フォー・フォー・トゥー」などさまざまな海外メディアで活動するジャーナリストのマイケル・ヨーキン氏はツイッターに次のような投稿をした。
「メッシがサウジアラビアに敗れ、レバンドフスキはPKを失敗。ロナウドはマンチェスター・ユナイテッドから追い出された。なんて日だ…」
これだけの出来事が同じ日に、それもわずか数時間の間に起きていた。サウジアラビア国民は歓喜に沸いた一方で、多くのサッカーファンが頭を抱える一日になったのは間違いないだろう。(FOOTBALL ZONE編集部)