元日本代表FWの福田正博氏と同MFの前園真聖氏が11月23日、TBS系の情報番組「ひるおび」に出演。カタール・ワールドカップの日本対ドイツ戦の展望を語った。

 同番組ではドイツの強さをとして、ドイツ1部で10連覇中のバイエルンの選手が多い点に着目し、キーマンとしてボランチのヨシュア・キミッヒをピックアップ。福田氏はキミッヒについてこう語る。

「本当にミスの少ない選手。技術的なミスがほとんどなく、判断のミスもない。後ろの選手も彼が上手くいく前提で、どんどん前に出てくる。より攻撃に迫力が出てしまう。ドイツの心臓」

 そして、前園氏もキミッヒ対策が鍵だと続く。

「彼がボールを持つと、周りの選手が余裕を持って動き出す。なるべく彼に時間とスペースを与えない。選択肢が非常に多いから、彼がたくさんボールを触ったり、前を向いている状態が多いと、ドイツのリズムだと思ったほうがいい」
 
 また、同番組ではドイツが現地時間16日に格下のオマーン相手に1-0で終わった点に触れた。福田氏は「大勝してくれたほうが良い。なぜなら隙が生まれるから」、前園氏も「ベストメンバーでは戦っていない。そこまで参考にならない」と、日本にとって有利な要素にはならないという見解を示した。

 一方、鎌田大地や遠藤航など、森保ジャパンの8人がドイツのリーグでプレーしている点については、2人ともポジティブな要素だと言及。

 前園氏が「普段対戦している相手だから。日常の中にあるので、別に気負うこともないし、自信を持って戦えば十分にやれる」と言えば、福田氏も「今の選手たちは日常がドイツでやっているから。全く相手を恐れていない。本当の意味での自分の立ち位置を理解しているから。自信を持ってピッチで戦える」と期待を寄せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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