アメリカはウェールズと1-1で引き分ける

 カタール・ワールドカップ(W杯)に出場しているアメリカ代表は現地時間11月21日、グループBの初戦でウェールズ代表と対戦し、1-1で引き分けた。この試合でアメリカ代表DFケリン・アコスタが見せた“タクティカルファウル”が話題を呼んでいる。

 アメリカはグループBでイングランド、ウェールズ、イランと同居。ウェールズとの初戦は前半36分にFWティモシー・ウェアのゴールで先制したものの、後半37分にウェールズFWギャレス・ベイルにPKを決められて1-1のドロー発進となった。

 互いに譲らなかった一戦だが、英メディア「スポーツ・バイブル」はアコスタによる隠れたファインプレーに「史上最も優れたタクティカルファウルの一つ」と注目している。

 後半アディショナルタイム、GKマット・ターナーがペナルティーエリアから離れたタイミングで、ベイルがピッチ中央でボールを拾う。そのままシュートを打てばゴールの可能性もあったなか、アコスタは背後からのチャージでベイルを倒し、危険を未然に防いでみせた。

 プレーを止めるための“戦術的”なファウルにより、失点を免れたアメリカ。勝ち点3こそならなかったものの、アコスタの機転によって勝ち点1をもぎ取ってのスタートとなった。(FOOTBALL ZONE編集部)