【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループF】モロッコ0-0クロアチア(日本時間11月23日/アルバイト スタジアム)

 サッカー好きなら一度は「少林サッカー」という異次元サッカー映画を聞いたことがあるだろう。クロアチア代表MFモドリッチが蹴り込んだボールを、モロッコ代表FWエンネシリがアクロバティックにクリアした場面は、さながら映画のワンシーンのようだった──。

【映像】まるで少林サッカー!“アクロバティックすぎる”スーパークリア

 スコアレスで迎えた70分にクロアチアがフリーキックを獲得すると、キックの名手・モドリッチがピンポイントクロスをエリア内へと供給した。モロッコが失点を覚悟するようなさすがのクオリティを見せるボールがゴール前へ送り届けられたが、間一髪でこのピンチを救ったのが、モロッコ代表のストライカー、エンネシリだったのだ。

 大きくジャンプし、足を伸ばしながらボールを弾き飛ばす「カンフーキック」でコーナーキックに逃れることに成功。ストライカーならではの豪快なクリアシーンだった。

 このプレーを目撃したABEMAの視聴者からは「少林サッカーw」とアクロバティックなプレーが繰り広げられる異次元サッカー映画のワンシーンに例える声も挙がっていた。

 解説・福田正博氏も「よく最後に触って、クリアできました。ゴール方向に飛ぶとオウンゴールになることがありますから」とエンネシリの判断とクリアを賞賛した。

 少林サッカーは現実では不可能と思えるプレーが見どころだが、エンネシリのプレーは、そのアクションシーンさながらのスーパークリア。彼がモロッコのピンチを救ったことで、チームはクロアチアにゴールを許すことなく、スコアレスで初戦を終えたのだった。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)