FIFAワールドカップカタール2022のグループE第2戦、コスタリカ戦に向け、日本代表GK権田修一が26日にメディア対応を行った。
日本は23日のドイツ戦で逆転勝利。この試合で、権田は8セーブの大活躍を見せ、MOMも獲得するなど、勝利に大きく貢献した。一方で、コスタリカはスペイン戦で0-7と大敗。権田は、そんなコスタリカについて以下のように言及している。
「まだW杯中ですし、1試合負けただけで突破の可能性がゼロになったわけではないので、そこは間違いなくしっかり戦ってくるんじゃないかなと思います。もともと力がないチームではないので、何か1つずれたらああいうことが起きるっていうのは、逆に僕らもしっかり理解しなきゃいけないのかなと感じます」
「それこそイランが初戦でイングランドに2-6で負けてどうなるかなと思いましたけど、本当に立ち上がって戦った結果、(ウェールズに)退場者が出ましたけど、しっかり結果を残した姿は昨日の試合を実際に見てて、本当にああいうところがW杯だし、どの試合を見ていても突破が懸かってきたりすると、カタールもそうですけど、細かいディティールが大事になってくるなと、どの試合を見ていても感じるので」
「ここから僕らもそういう戦いになるので。コスタリカも得失点でマイナス7ってことを考えると、彼らは本当に2勝することが絶対条件になる。そう考えた時に前から一気に来るかもしれないし、逆に僕たちが初戦で勝っていて次で決めようって考えているところを逆手に取って、引いてカウンターで来るかもしれない。それはスタメンを含めてフタを開けてみないと分からないので。僕らはまず自分たちがしっかりコンディションを含めて戦える準備することをこの3日間やってきたし、その中で初戦もそうですけど、まさか(ニクラス・)ズーレが右SBで来ると思わなかった。そういうところは試合を重ねていったら、いそういうイレギュラーなことが起きる。そこで対応する力も大事ですし、僕らは逆に予選を通じて色々なところで対応していく訓練をやってきているので、次のコスタリカも最後までしっかりやらなきゃいけないかなと思います」
また、「コスタリカはシンプルな攻撃を仕掛けてくるのではないか?」と問われると、こう答えた。
「ドイツもやっぱり縦に速い時は速かったですし、今の時代はウチがボールを持っている時はカウンターでどこのチームも来るし、逆に持たれている時はウチがカウンターのチャンスあるっていうのは、どこの国でもあまり大差ないかなと思います。ただ、コスタリカはブロックを引いてくることをベースにしてくるチームではあるので、ボールを持つことよりも持たないところから前に出てくる。親善試合とか見てても本当にそういう試合が多いので、そういう意味では攻めてる時のリスク管理は、アジア予選の対戦相手にそういうチームが多かったので。ウチがボール持っててカウンターで仕留めようとしてくるチームが多かったので、そこは最終予選とかもずっとテーマでやってましたけど、やっぱそういうところの精度を今一度確認して声を掛け合いながらやるっていうのはチームとして大事かなと思います」
日本とコスタリカの試合は、27日19時キックオフ予定。勝利すればグループステージ突破に近づく、重要な一戦になる。