現地時間12月1日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)グループステージ(F組)の第3戦で、前回大会準優勝のクロアチア代表と同3位のベルギー代表が激突した。
クロアチアは1勝1分けでグループ首位、第2戦でモロッコに敗れたベルギーは1勝1敗で3位に転落し、勝利が必要な状況に追い込まれた。
いきなりチャンスを創り出したのは引分け以上で勝ち抜けが決まるクロアチアだ。1分、モドリッチの見事なパスにペリシッチがボレーで狙うも惜しくも枠を外れる。
15分には、クラマリッチがファウルを受けてPKを獲得するも、VAR介入により、その前のプレーでオフサイドがあったとして取り消される。
勝つしかないベルギーはスコアレスで突入した後半、黄金世代の主砲ルカクを投入。ようやく攻撃が活性化したかに思われたが、立ち上がりに猛攻を受け、50分にコバチッチ、53分にブロゾビッチにシュートを浴びるもGKクルトワが防ぐ。
60 分には、ベルギーにビッグチャンス。デ・ブライネのパスを受けたカラスコがゴール前に持ち込み、こぼれ球をルカクが狙うも右ポストを叩く。その2分後にも、ルカクがビッグチャンスを迎えるも、ヘディングシュートはバーの上に外れる。
87分にも決定機を枠に収められなかったルカクは、45分にも胸で押し込むだけという絶好機を逃す。
試合はこのままスコアレスドローで終了。他会場のモロッコがカナダに勝利したため、クロアチアが2位で決勝トーナメント進出、黄金世代で優勝を目ざしたベルギーはまさかのグループステージ敗退となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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