日本代表DF酒井宏樹(浦和)が4日、翌5日に迫ったFIFAワールドカップカタール2022・ラウンド16クロアチア代表戦を前にメディアの取材に応じた。

 酒井は、11月23日に行われたグループステージ初戦のドイツ代表戦で左太ももを負傷し、別メニューでの調整が続いていたが、3日の練習からチームに復帰。この日も全てのメニューをこなしたことを明かし、「試合に出られるところまで回復した」ことを報告。回復に尽力してくれた人たちへの感謝を口にしつつ、「ちゃんと明日26人、(板倉)滉は出場停止ですけど、25人の中にはしっかり入れます」と、戦力になれることを喜んだ。

 ここから先は負けたら終わりのトーナメントになるが、前回大会を経験している酒井は「また違うプレッシャーがかかると思う」と語り、「クレバーな戦い方がすごく求められると思うので、ピッチ内外の情報も含めて、26人みんなで共有していかないといけない」と主張。スタメンとベンチ関係なく全員の力が求められることを強調した。

 また、対戦するクロアチアに関しても言及。同国の印象について問われると、「そこまで国としてのカラーが無いイメージがありますし、そこが不気味なところでもあります」と述べ、「個人個人の適応能力が高い印象がある」と警戒した。

 出場した場合にマッチアップする可能性が高いFWイヴァン・ペリシッチに関しては、「(ペリシッチが)バイエルンに居た時にマルセイユとやっている。ブンデスリーガの時にも何回か対戦しています。素晴らしい選手ですけど、特長は頭に入っているので、そこはしっかり準備したいと思います」とコメントし、対応に自信を見せた。