日本代表がドレッシングルームに残した折り鶴に注目が集まっている。
【写真】日本がドレッシングルームに残した折り鶴、中央のひときわ大きな青い鶴に注目
日本は5日、カタール・ワールドカップ(W杯)のラウンド16でクロアチア代表と対戦した。
前回大会準優勝のクロアチアを相手に前田大然のゴールで先制した日本だったが、イバン・ペリシッチのヘディングで追い付かれると、90分、延長戦でも決着はつかず。PK戦では相手GKに3本をストップされ、史上初のベスト8進出とはならなかった。
失意の中でカタールを去ることになった日本。だが、悔しい思いをした後であっても、しっかりとドレッシングルームは整頓され、いつものように折り紙で作られた鶴と「ありがとう」とアラビア語と日本語で書かれた手紙が置かれた。
「本当に感動しました」、「閉塞感ばかりの世の中で
数日間、夢を見させてくれてありがとう」などのコメントが寄せられるなかで、日本のサポーターはあることに気が付いた。
「一際大きい真ん中の折り鶴が、紙コップで上向きにしてあるのが、未来に羽ばたく感じでカッコイイ」
指摘の通り、中央の大きな青い鶴はほかの鶴と異なり、胸を張って顔をあげている。W杯公式ツイッターが「初志貫徹」と公開した一枚には「前に進んでる!!大きいの上向いてる!!」、「なんか負けた瞬間より泣ける」、「真ん中の青い鶴(選手)は顔を上げ、胸を張って前を向いている訳か…!」、「大きな鶴は顔を上げている、選手のみんなも胸を張って帰ってきて欲しい」との声が集まることとなった。
グループステージではドイツ代表やスペイン代表を逆転で下し、世界を震撼させた日本。目標としていた決勝トーナメントでの勝利をつかむことはできなかったが、この鶴のように胸を張り、顔をあげて今後の活動へとつなげてもらいたい。
【写真】日本がドレッシングルームに残した折り鶴、中央のひときわ大きな青い鶴に注目