日本代表MF南野拓実(モナコ/フランス)が、6日に取材対応を行った。

 FIFAワールドカップカタール2022・ラウンド16でクロアチア代表と戦い、先制したものの追いつかれ、PK戦の末に敗退。PKキッカーの1人目を務めたが、相手GKにコースを読まれて止められた南野は、「昨日は間違いなく、自分の今まで生きてきた中で最悪の日だった」と振り返る。

「チーム全員でいろんなプレッシャーとかを跳ね返して、グループリーグ突破して。だからこそ、ベスト16の壁を破れると強く信じていたので、それができなくて非常に悔しいです」

「(キッカーを)決める状況になった時、自分は自信があったから1番か5番を蹴りたいという風に言って。で、5秒くらい誰も手を挙げなかったんですよ。『じゃあ俺が行く』って感じで。結局それでチームに迷惑かけたし、ああいうPK戦って流れがあって、相手のGKを乗せてしまった。悔しいです」

 ロシアW杯後から就任した森保監督の下では日本代表のエースとして活躍し、2020年1月にザルツブルクからリヴァプールへのステップアップに成功。しかし、世界最高峰のクラブではレギュラーを掴めず。今夏に加入したモナコでも適応に苦しんでおり、カタールW杯ではベンチから戦況を眺める時間が大半を占めた。

「今振り返ると、リヴァプールに移籍して試合出れない時間があったのは難しかった。W杯に最高の状態で来たかったけど、それは自分の実力不足。何にでも常にチャレンジし続けたし、その時は自分の中で最高の決断だったので後悔は全くない」

 そんななかでも自身を日本代表に招集し続けた森保一監督に対しては、感謝を口にしている。「リヴァプールで自分が試合に出てない時に代表に呼んでくれている時期もあって、それは森保さん的に、『ビッグクラブに挑戦して、試合に出れないから代表に呼ばれなくなると、ビッグクラブに挑戦できない選手が出てくるから』という意味もあって、というのを聞いた時にすごく監督に感謝しました。恩返しじゃないけど、森保さんが監督だからこそ、ベスト16の壁を一緒に越えたかったですね。それができなくて残念です」

「選手としてその言葉は嬉しかったです。なので、俺より下の選手たちにはそういう決断、選択があった時に迷わず行ってほしいなと。自分の中でもそれは考えていた部分でもあったし、それを分かってくれてたのはすごく助かったので」

「まだちゃんとゆっくり話はできていないですけど、PK一番に蹴ってくれてありがとう、というのは言ってくれましたね。『この大会で大変な役回りになったけど、嫌な顔一つせず、チームを支えてくれてありがとう』って。半泣きで、『PK外してすみませんでした』としか言えなかったです」

 日本代表が新たな景色へたどり着くためには、南野の復活は欠かせない。「個人的にはザルツブルク時代を取り戻すよりも、今悩んで、色々もがきながら進んではいると思うんです。その先がどういう風になるのか、選手としてレベルアップするのか、1つのゴールがきっかけでもっと点の取れる選手になれるか分からない」と暗中模索だが、「成長していけると思うので、だから、この悔しさを持って今まで以上に努力して、自分のサッカー人生で最高のレベルに行けるように努力していきたいと思ってます」と言葉を続け、2026年のW杯での活躍を誓った。

「モナコはいいチームですけど、チャンピオンズリーグで決勝トーナメントに残るレベルのチームでプレーすることは、世界で勝つために絶対重要。だから自分も、そういうところにまたチャレンジできるように頑張っていきたいと思います」

「個人的には絶対に4年後のW杯でリベンジしたいと思ってますし、絶対に選手としてレべルアップしてこの場に帰ってきたいです」