クロアチア代表DFデヤン・ロヴレン(ゼニト/ロシア)が、日本代表MF南野拓実(モナコ/フランス)に言及した。7日、クロアチアメディア『Sportske novosti』がコメントを伝えた。
ロヴレンは2014年夏から2020年夏までリヴァプールに在籍。2020年1月にザルツブルクからリヴァプールに加わった南野とは、半年間ともにプレーした。
日本代表とクロアチア代表は、5日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・ラウンド16で対戦。途中出場した南野は、PK戦で一番手を務めたものの、相手GKにコースを読まれてしまった。一方、ロヴレンはセンターバックとしてフル出場し、イヴァン・ペリシッチ(トッテナム/イングランド)の同点弾をアシストするなど活躍。クロアチア代表の準々決勝進出に貢献した。
7日に行われたメディア対応で南野について問われたロヴレンは、「俺が南野について言えるのは、彼は素晴らしい選手であり、素晴らしい人間だということだ」とコメント。試合後のエピソードを明かした。
「試合後、俺たちは直接会ったわけではないが、彼はメッセージで俺におめでとうとワールドカップでの幸運を祈ってくれた。それだけで彼を語るには十分だろう」
ロヴレンは続けて、「彼が外したPKは大きなものだった。確かにそれは事実だ。誰もがゴールを決めたいと思うだろうが、同時にGKも素晴らしいんだ」とも語り、PK戦はクロアチア代表GKドミニク・リヴァコヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)のストップに注目すべきだと強調。「タキ(南野の愛称)はただ、彼のサッカーを続けるべきだ。彼は並外れた才能を持っている。彼の幸運を祈っているよ」と南野にエールを送った。