クロアチア代表DFソサとブラジル代表FWアントニーの攻防に海外注目

 現地時間12月9日のカタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝でブラジル代表とクロアチア代表が対戦。クロアチア代表DFボルナ・ソサの小指がブラジル代表FWアントニーの口に入る珍プレーが生まれ、海外メディアは「指を口に引っかける釣り針スタイル」「口に指を入れているが…」と注目している。

 決勝トーナメント1回戦でPK戦の末に日本を下したクロアチアがブラジルと激突し、前後半を終えて0-0のまま延長戦へ突入。延長前半の終了間際にFWネイマールのゴールでブラジルが先制すれば、延長後半12分にFWブルーノ・ペトコビッチが同点ゴールを奪い、勝負はPK戦へ。クロアチアのGKドミニク・リバコビッチが1人目を止める好守を見せ、4人目もブラジルは失敗し、最終的にPKスコア4-2でクロアチアが勝利を収めた。

 海外メディアから脚光を浴びているのは延長前半3分のプレーだ。ブラジルが右サイドから仕掛け、FWアントニーがライン際でボールを受けたなか、クロアチア代表DFソサが対応。この際、ソサの小指がアントニーの口に入り、そのまま引っかかるような形で倒した。 アントニーは怒りを露わにして審判にファウルを猛アピールしたが、結局ノーファウルの判定となった。

 英紙「ガーディアン」は「アントニーはソサから、指を口に引っかける釣り針スタイルで顔を掴まれたが、ファウルにはならなかった」と速報。衛星放送「スカイ・スポーツ」は「ソサがライン際でアントニーに近づきすぎた。ファール、カードなし」と伝えれば、英ラジオ局「talkSPORT」も「クロアチアDFが、マンチェスター・ユナイテッドのウインガーの口に指を入れているが、カードはもらっていない」と報じていた。(FOOTBALL ZONE編集部)