【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント準々決勝】クロアチア1(PK4-2)1ブラジル(日本時間12月10日/エデュケーションシティ スタジアム)
打てども決まらない展開にネイマールはイラ立っていた。セレソンの10番が、ボールではなく相手のふくらはぎに強烈なカーフキック。VARで見極められていたら確実にカードの場面に「むちゃくちゃ蹴ってる」「あれはダメ」など、誰の目にも明らかなファウルに批判の声が殺到した。
問題の場面は延長戦に突入して間もない94分、ボールを奪ってドリブルで持ち上がるクロアチア代表MFブロゾビッチに対してネイマールが激しいタックル。イエローカード相当のファウルのようにも見えたが、それだけではなかった……。リプレイ映像が流れると衝撃の事実が。なんと、ブロゾビッチのふくらはぎに強烈なキックを入れていたのだ。
ABEMAの実況・柳下圭佑氏アナウンサーが「少し右足が入ったようにも見えましたが…… 」と伝える危険なプレーに見えたが、主審はノーカード。解説を務めた槙野智章氏も「VARが入ったらカードの色が変わったかもしれないですね…… 」と私見を述べた。
このプレーを見たABEMAの視聴者も「今のはあからさますぎw」「むちゃくちゃ蹴っとる」と“カーフキック”をお見舞いしたネイマールに困惑。批判の声が相次いで寄せられた。
ネイマールの奮闘も虚しく、優勝候補筆頭として期待されていたブラジル代表はPK戦の末に敗戦を喫し、ベスト8で姿を消すことになった。ネイマールは昨年、今大会が自身最後のワールドカップになる可能性を示唆していただけに、その去就にも注目が集まる。(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)