現地時間12月10日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝で、イングランド代表はフランス代表と対戦。1-2で敗れ、ベスト8で敗退が決まった。

 痛恨だったのが、エースであるハリー・ケインのPK失敗だ。一度目はしっかりと決めたものの、終盤に得た二度目は枠外に大きく外して失敗。結局、1点差を詰め切れずに試合は終わった。
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 英紙『The Sun』は「ハリー・ペイン(PAIN)」と伝え、『Daily Mail』紙も「ケイン(Kane)によるペナルティの罪(PAIN)」と報じるなど、PK失敗を指弾する母国メディアからも少なくない。
 また、米メディア『ClutchPoints』によれば、ファンからも「ケインが蹴ったシュートは地球外に飛び出した」「シュートは宇宙に飛んで行った!」「いったいこのすべてにおいて不足している結果は何だ」「また僕らはコレ(PK)に泣かされるのか。メンタルコーチは何をしてる?」といった批判のな声も上がっているという。

 一方で、イングランド代表の公式SNSには「素晴らしい試合だった。でも今回はフランスが上だった」「若い選手たちにとっては貴重な経験だと思いたい」「ケインがいなければベスト8まで上がれていない」「お疲れ様。これでまた強くなったスリー・ライオンズが生まれることを信じている!」「EUROで悔しい思いをした若手が躍動したのは、見ていて楽しかった」といった賞賛や労いの声が数多く寄せられている。

 1本目のPKを決めて、ウェイン・ルーニー氏が持つイングランド代表の最多得点記録に並んだ(通算53点)ケイン。この大舞台でまさに天国と地獄を味わう結果になってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部