PK失敗の責任をキャプテンが背負い込んだ。

 現地時間12月10日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、イングランドは前回王者のフランスと対戦。1-2で敗れた。

 痛恨だったのが、1点ビハインドで迎えた84分に獲得したPKの失敗だ。54分のそれを決めたエースのハリー・ケインがキッカーを務めるも、枠を大きく外してしまう。最大のチャンスを逃したイングランドはベスト8での敗退が決まった。

【動画】エースがまさかの…ケイン痛恨のPK失敗をチェック  
 
 試合後にケインが発したコメントを英公共放送『BBC』が伝えている。失意のキャプテンは、「個人的にもチーム的にも受け止めるのは難しい」と話し、こう言葉を続けた。

「選手みんなをこれ以上ないほど誇りに思う。キャプテンとして、そしてPKをミスした者として、その責任を負いたい。試合前の準備や細部に責任はない。自信を持って試合に臨めたが、思ったように実行できなかった」

 それでも「(世界の勢力図で)チームは本当に良いポジションにいるし、将来は頂点に達するだろう」と語り、「これまでやってきたことを誇りに思う」と最後まで気高かった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部