イングランドはフランスとの準決勝に1-2で敗れ、ワールドカップ敗退が決まった。

悲劇に主人公になってしまったのは、エースFWハリー・ケインだ。

後半9分に同点に追いつくPKを決めて、ウェイン・ルーニーと並ぶイングランド代表史上最多スコアラーになるも、終了間際に訪れた2本目のPKは痛恨の失敗…。

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ケインはW杯史上最多となる4本のPKを決めていたが、最も大事な場面で決めることができず…。試合後にはこう述べていた。

「個人的にもチームにとっても厳しいものになった。

仲間のことをこれ以上なく誇りに思う。

自分たちのほうがいい時間帯、いいチャンスがあったが、サッカーはディティールで決まる。

キャプテンとして、PKを外した者として、自分に責任がある。

試合前の準備やディティールのせいにはできない。自信はあったが、思った通りにいかなかっただけだ。

この悔しさに耐え、生きていかなければいけない」

ケインはPKを失敗した自分に責任があるとしたが、ギャレス・サウスゲイト監督はキャプテンを擁護している。指揮官は「ハリーは非常に落ち込んでいるが、彼が自分を責める必要はない。彼のリーダーシップとゴールのおかげで我々はここにいる。今日は100分間プレーした結果だ」とかばった。

また、ジョーダン・ヘンダーソンも「彼が僕らのために何本のPKを決めてきてくれたか。彼は強くなって戻ってくると確信している。彼はワールドクラスのストライカーであり、我がキャプテンだ。彼がいなければ、僕らはここにいなかった」と讃えていた。

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なお、イングランドはW杯史上最多となる7度目の準々決勝敗退となっている。