イングランドにとっては痛恨のPKの失敗を、ストレートに喜んだ発言が反響を呼んでいる。

 現地時間12月10日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、前回大会王者のフランスはイングランドと対戦。2-1で勝利し、ベスト4に駒を進めた。

 勝負を分けたのが、84分にメイソン・マウントがテオ・エルナンデズにチャージを受けてイングランドが獲得したPKだった。54分にも一時は同点とするPKを決めていたエースのハリー・ケインがキッカーを務めるも、大きく外して失敗。ビッグチャンスを逃した。

【動画】エースのケインがまさかのミス…ラビオが喜んだPK失敗をチェック
 英紙『The Mirror』など各国メディアが報じたところによれば、フランス代表のMFアドリアン・ラビオは試合後、「まず第一に、それが本当にファウルなのか確信が持てない。そのようなアクションでPKが与えられないのを何百回も見てきた」と話し、こう続けている。

「もちろん、彼がミスしたときは嬉しかった。ペナルティはなかったので、それは正義だ。幸運、成功。今夜はすべてが揃った。このようにして準決勝に進出できたのを本当に誇りに思う」

 大一番を制したフランスは、現地14日に開催される準優勝で、快進撃を続けるモロッコと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部