元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、フランス代表MFアドリアン・ラビオ(ユベントス)を絶賛した。イタリアメディア『Football Italia』が伝えている。
現地時間12月10日、カタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、フランスはイングランドと対戦し、2-1で勝利。史上3か国目の連覇へ一歩前進した。
すでに突破を決めていたグループステージの最終戦を除き、ここまでの全試合で先発している27歳のレフティは、イングランド戦もフル出場。エヌゴロ・カンテとポール・ポグバを欠く中盤で奮闘した。
今やレ・ブルーに欠かせぬ存在となっているが、ザッケローニ氏は自身の母国イタリアであまりに過小評価されていると指摘。「なぜイタリアではラビオに対する愛情が薄いのか理解できない」と訴えた。
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「彼は信じられないようなワールドカップを送っている。このユベントスのミッドフィルダーは、今大会のフランスにとって、エムバペの次に重要な選手だ」
ユベントスとの現行契約は今季いっぱいまでとなっているなか、ラビオはプレミアリーグでプレーする意向を何度かほのめかしており、去就も注目を集めている。ザックが一目置くフランスの逸材は、世界一の称号を手に新天地を求めることとなるのか。
準決勝は14日。快進撃を続け、世界に衝撃を与えているモロッコと戦う。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部