FIFAワールドカップもいよいよ佳境を迎えている。この日はアルゼンチンが準決勝でクロアチアを3-0で撃破して、決勝進出を決めた。

悲願の優勝を目指す35歳のリオネル・メッシは、PKで先制ゴールを決めると、フリアン・アルバレスの3点目ゴールもアシストしている。

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ABEMAで解説した本田圭佑は、そのアシストをこう解説していた。

「メッシ!!もうねぇ、分かります?

若かりし頃のメッシやったら、1本目抜いた後に止まることなくあのアシストをしていた。

でも、いまのメッシはあそこで追い付かれるんですよ。

追い付かれて一回止まる、もう一回自分の間合いで仕掛けをして、もう一回一瞬突き放してアシスト。

なんかね、35歳でまだ世界一のプレイヤーとしての突破の仕方がね。

ほんまやまったらここ(DFと1vs1になった場面)で最後まで行ってるんですよ。

(そこで)追い付かれる…(笑)そっから、いくんすよねぇ」

かつてのような圧倒的なスピードがなくなったメッシの円熟の突破に思わず唸っていたのだ。

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BBCで解説した元イングランド代表FWアラン・シアラーも同じように脱帽。

「メッシの完全なセンセーショナル。我々は彼のDFを抜き去る能力を話題にしてきた。あのタイトな状況でも顔を上げられる。アルバレスとの理解と関係性。なんてゴールだ。言葉を失う。あのポジションにいながらパスを出さない選手は腐るほど見てきた。彼はアルバレスにお膳立てし、彼はそれを完璧に仕留めた」と感嘆していた。