イギリスの有名紙『The Guardian』が12月15日、「カタール・ワールドカップで大ブレイクした7人のスター」と題した記事を掲載。4強入りしたクロアチア、モロッコの両守護神と共に、日本代表MF堂安律を選出した。

 森保ジャパンはグループステージでドイツ、スペインを破り、“死の組”とも称されたグループスEを見事首位で突破。決勝トーナメントでは1回戦で、その後にブラジルを下したクロアチアにPK戦の末に敗れ、史上初の8強入りとはならなかったが、カタールで確かな爪痕を残した。

 今夏からドイツ1部フライブルクでプレーする24歳は、そのドイツ戦、スペイン戦でいずれも途中出場直後にゴール。歴史的勝利の立役者となった。同紙は「ドウアンがピッチに入った途端、全てが変わった」と伝えている。

「初戦では登場から4分後、最初はビーレフェルトで、そして夏からはフライブルクで、サッカーをしてきた国に対して同点ゴールを決めた。スペイン戦でもハーフタイムに投入され、3分以内にゴールを決めた。しかし、先発した2試合でチームが敗れた事実は、『日本のメッシ』とも呼ばれる選手に対して疑問を投げかけている。

 PSVではインパクトを与えるのに苦労したが、欧州での5年間を経て、猛烈なスピードとストライカーを越える潜在的なゴールへの脅威を持つウイングを活用できれば、誰もが重大な財産を手にできるようになった。5人交代制のこの時代、インパクトのある選手の価値は高まっている」
 
『The Guardian』は「カタールで評価を高め、移籍のターゲットとなりそうだ」と見立てた通り、日本期待の星は近いうちにステップアップを果たせるか。なお、今回取り上げられた選手は以下の通りだ。

GK
ボノ(モロッコ/セビージャ)
ドミニク・リバコビッチ(クロアチア/ディナモ・ザグレブ)

DF
サウド・アブドゥルハミド(サウジアラビア/アル・ヒラル)
ハリー・サウター(オーストラリア/ストーク)

MF
堂安律(日本/フライブルク)
アイサ・ライドゥニ(チュニジア/フェレンツバロシュ)
アゼディン・ウナヒ(モロッコ/アンジェ)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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