コートジボワールやナイジェリア、アルジェリアも出てきてほしいチーム
アフリカ勢・モロッコの躍進が大きな話題を呼ぶFIFAワールドカップ・カタール大会。気になるのは、アフリカ勢が4年後の2026年大会でも上位へ食い込めるかどうかだ。
元ナイジェリア代表のサンディ・オリセー氏は、モロッコの躍進を受けて次のようにコメントしている。
「記録とは破るための基準となる。準々決勝が最高記録なら、次の目標は準決勝だ。だが、(モロッコの躍進で)今となっては準決勝はもう目標ではない。今の目標はファイナル進出にある」(英『BBC』より)。
次の2026年大会からは出場国が現行の32から48に拡大し、アフリカの出場枠は現在の5から9.5へと増える。アフリカの予選もかなりの激しさがあり、今大会ならばFWモハメド・サラー擁するエジプト代表も出場を逃した。こうした有力国の予選敗退は2026年大会から減少するはずで、単純にアフリカ勢のチャンスが増える。
エジプトはサラー次第だが、他にもFIFAランキング37位のアルジェリア代表、32位のナイジェリア代表も5大リーグで活躍するタレントを揃える好チームだ。
ディディエ・ドログバやヤヤ・トゥレが去って以降は元気がないが、コートジボワール代表もバルセロナMFフランク・ケシエ、OGCニースFWニコラ・ペペ、アタランタFWジェレミー・ボガ、ドルトムントFWセバスティアン・ハラー、サッスオーロFWハメド・ジュニオール・トラオレ、PSV所属MFイブラヒム・サンガレなど4年後も戦える興味深いタレントが揃う。
モロッコの躍進はアフリカ勢に勇気を与えたはずで、彼らの戦い方は1つの参考になる。それこそ出場枠が拡大する4年後もアフリカ勢の中からベスト8やベスト4、あるいはファイナルまで駒を進めるチームが出てくるかもしれない。21世紀のサッカー界でアフリカ勢が主役となる時がきたのか。4年後のFIFAワールドカップも今から楽しみだ。