FIFAワールドカップカタール2022の3位決定戦が17日に行われ、クロアチア代表が2-1でモロッコ代表に勝利して、同国2度目の3位に輝いた。
試合後、チーム主将のルカ・モドリッチは、「僕たちは本当にいいプレーをしていた。タフに、中盤をコンパクトにプレーできていたし、モロッコよりも多くのチャンスを作れていた。クロアチアがメダルを獲得したことが何よりも重要だね。準決勝に進出しただけでも大きかったが、3位を目指したいと言っていたんだ。そしてクロアチア史上で3回目のメダル(1度の2位、2度の3位)を獲得できたよ」と、今大会最後の試合で勝利し、メダルを獲得できたことを喜んだ。
一方では優勝に手が届かず。「本当に惜しかったし、本当に残念だよ。でもこのブロンズメダルには誇りを持たなければならない。クロアチアは将来、大きなトロフィーを獲得できると確信している。それがワールドカップなのか、EUROなのか、UEFAネーションズリーグなのかは関係なく、いずれ大きなトロフィーを手にできると信じている」と、クロアチアの力を信じ、大きな栄冠を手に入れられることを確信していると力強く話した。
現在37歳のモドリッチだが、クロアチア代表として今大会が最後のプレーになるのではないかと報じられてきた。しかし、「僕は代表チームに残りたい。UEFAネーションズリーグのファイナル4トーナメントが2023年夏にある。大会を戦ってきたチームの一員だったし、それが終わるまではプレーしたい」と、23年6月に控える試合までは代表引退はしないと明言した。
以降のキャリアについては、「その後、すぐ38歳になる(9月生まれ)から、その次の大きな大会に出られるかどうかはわからない。大会を戦っていって、体調を見ていくしかないんだ。もし、僕がクロアチア代表チームにクオリティをプラスできるのであれば、代表の一員としてプレーし続けられる限り、プレーを続けるよ。どんなクラブでプレーすることよりも、クロアチア代表でプレーすることは、僕の人生で最大の誇りだし、代表から離れる最後の決断をすることは簡単ではないんだ。ある瞬間に気づくことになるんだろうね。チームを良くするための存在ではないとわかった時に代表を引退するけど、今は続けていくよ」と、年齢や体力面の壁はあるものの、代表チームにふさわしいクオリティを持ち続けられる限りは、自身から代表を離れることはないと話している。