ソルト・ベイことギョクチェ氏の試合後の行動が問題に
カタール・ワールドカップ(W杯)決勝ではアルゼンチン代表がフランス代表をPK戦の末に破り、36年ぶりの栄冠を手にした。歓喜に沸いた一方で、試合後のセレブレーションの混乱に乗じ、“塩振りおじさん”として知られる「ソルト・ベイ」ことヌスレット・ギョクチェ氏がピッチに乱入した件について、国際サッカー連盟(FIFA)の調査が入ることが分かった。
ギョクチェ氏はトルコの有名レストラン「Nusr-Et」のオーナーシェフを務め、SNSなどで「塩振りおじさん」としてバズり、世界的な知名度を誇る。しかし、そんなギョクチェ氏がW杯決勝後のピッチに乱入し、トロフィーを触ったり、FWリオネル・メッシら選手たちとセルフィーを撮影したことが問題視されている。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「W杯決勝のピッチでのソルト・ベイのふざけた態度にFIFAが調査」と見出しを打ち、FIFAへの取材結果を報道。「FIFAによるとソルト・ベイのピッチへの侵入は許可されたものではなく、チーム関係者と国家元首のみが閉会式でトロフィーを触ることを許可されている」と伝えた。
また、過去にはFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長がギョクチェ氏のレストランを訪れたこともあるものの、そこに商業的な関係はないとのこと。今後についてはFIFAの広報が「適切な措置が取られる」とも述べており、後日、正式に対応が発表されることになりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)