子どもの“ふきこぼれ”とは
【映像】“ふきこぼれ”児童の主な特徴 “学べなくて”困ってる?
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 子どもの「ふきこぼれ」という言葉はなかなか馴染みがないかもしれないが、端的に言えば、高い学力や旺盛な学習意欲を持つ児童や生徒が通常の学校の授業に物足りなさを感じてしまうという現象だと理解されている。

【映像】“ふきこぼれ”児童の主な特徴 “学べなくて”困ってる?

 Education Beyond理事の小林りん氏は、「ふきこぼれ」の子どもたち向けの学習プログラムを提供している。

 小林氏によれば、「ふきこぼれ」の特徴として、「学校の進捗度があまりにもゆっくりに感じてしまい、途中で興味を失ってしまうような子ども」や「自分だけ分かっていることを隠したいという現象」があるという。その他「ずっと100点を取ると、それによって友達が少なくなってしまうかもしれないので、わざと分からないふりをする」といった行動もみられるという。

 また、理解を深めたいがために質問をしすぎ、周りから浮いてしまい疎外感を感じるなど、「ふきこぼれ」の特徴は様々だ。小林氏自身、子育てを通じて学校の教育だけでは子どもの好奇心を満たせないことを実感していたという。

「ずっと図鑑を読んでいたり、小学校に上がった瞬間に元素記号などに興味を持ったりする。しかも元素記号の図鑑を読むだけではなく、一つ一つの元素を実際に燃やしてみたいと言って、違うことを実験したりということを7、8歳で言い始めて、これは何だかすごいことになってきたと思っていたのが小学校低学年だった」

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