■平和を願う、100歳の被爆者
中村キクヨさん
21歳の時に長崎で被爆し、2024年に100歳になった中村キクヨさん。毎月9日、原爆の犠牲者を弔い平和を願う「長崎の鐘」を鳴らす取り組みに、体調に合わせて参加し続けている。
「100歳になっても核の廃絶と平和に対する気持ちは変わりません。これから先も人間として、平和の道に、話し合いで解決して、平和を元通りにしてもらいたい」(中村さん)
1982年、被爆者として初めて国連で演説。29年間にわたり日本被団協代表委員を務め反核平和運動をリード、2013年に82歳で亡くなった山口仙二さん。
「こんな地味な活動を続けることが一番大事。地味ですよね、こういう運動というのは。広島長崎もアメリカでもヨーロッパも全部若い人たちが引き継いでくれている。そんなに悲観はしていない。まさに希望。頑張ってくれるだろうと思っている。信じている」(山口さん)
※2024年8月24日時点
(長崎文化放送制作 テレメンタリー『ノー・モア・ナガサキ ~戦後79年 長崎を最後の被爆地に~』より)
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