■被爆者の願いを次世代につなぐ若者

【写真・画像】「ノー・モア・ナガサキ」戦後80年、核使用リスク高まる世界へ“叫ぶ” 被爆者たちの切なる訴え 4枚目
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山西咲和さん

 高齢化する被爆者の願いを受け継ぎ、次の時代につなぐ若者がいる。被爆3世の山西咲和さん(23)は、海外の大学で国際安全保障や政治社会学などを学んでいた。

 咲和さんは7年前(2018年)、高校2年生だった頃にスイスの国連欧州本部に核兵器廃絶を願う10万8476筆の署名を届けた第21代高校生平和大使(15都道府県20人)の一人だ。そんな咲和さんは、これまで多くの被爆者の声に耳を傾けてきた。

「被爆者の方から直接お話を聞けなくなる時がくるので、その時に原爆の被害がどれだけ恐ろしいかっていうのを伝えるのはその時になったら私たちしかいないので」(咲和さん)

被爆体験者の声を聞く咲和さん
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