日本代表の森保一監督が5月24日、オンライン取材に対応。鎌田大地の起用法について言及した。
ドイツ1部のフランクフルトに所属する鎌田は今季、リーグ戦32試合に出場して4ゴールを記録。ヨーロッパリーグではチーム最多の5得点を挙げ、クラブ史上初のEL制覇に大きく貢献した。
自チームで好調ぶりをアピールするアタッカーは、ブラジル戦など4試合が組まれた6月シリーズに臨む日本代表メンバーに選出された。指揮官は、今回の4連戦で「4-3-3も4-2―3―1も両方とも戦いの中である」と2つのシステムを状況によって使い分ける意思を示したうえで、鎌田の起用法については次のように語った。
「ウイングやサイドハーフ、ボランチもできる選手かなと思っています。ただインサイドハーフかトップ下が、今の我々の戦いの中ではハマるかなと思っています」
また、1トップの可能性も示唆。「前線でタメを作れる選手だと思いますし、起点になりながら最後ゴール前に飛び込んでいく迫力も持っている」とその能力を評価し、「状況によってはトップもできるかなとは思っています」と考えを述べた。
いずれにしても、インサイドハーフかトップ下が第一候補であるとした森保監督。しかし、選手の組み合わせによっては、他のポジションでの起用の可能性も大いにありそうだ。
日本代表は6月2日にパラグアイ、6日にブラジル、10日にガーナ、14日にはチリまたはチュニジアと国内で対戦。11月21日に開幕を迎えるカタール・ワールドカップへ向け、貴重な腕試しの場となる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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