ラ・リーガ・スマートバンク最終節が27日から29日にかけて各地で行われ、最終順位が決定した。
1年での1部リーグ復帰を目指すバジャドリードは本拠地でウエスカと対戦した。勝ち点「78」の3位につけるバジャドリードが自動昇格圏内の2位に浮上するには、勝利が必須条件。サポーターの声援を後押しに攻勢に出るバジャドリードは47分、FWション・ヴァイスマンのゴールで先制に成功する。さらに52分、FWゴンサロ・プラタが追加点を挙げると、79分にMFアルバロ・アグアードがダメ押しとなる3点目。試合はこのまま3-0で終了し、バジャドリードの最終順位は他会場の結果次第となった。
同じく1年での1部リーグ復帰を目指すエイバルは敵地でアルコルコンと対戦。勝ち点「80」の首位エイバルは勝利すれば昇格およびラ・リーガ・スマートバンク優勝が決定する中、MFエドゥ・エスポジトらを中心に相手ゴールに迫るものの、1点が遠い。このままスコアレスドローで終了するかと思われた後半アディショナルタイムに均衡が崩れる。クリアボールを相手選手に拾われると、最後はMFジョバンニ・サルフィーノに決められて、痛恨の失点。試合はこのまま0-1で終了し、エイバルはアルメリアとバジャドリードに抜かれてプレーオフ圏内に転落した。
2014-15シーズン以来の1部リーグ昇格を目指すアルメリアは敵地でレガネスと対戦した。首位エイバルと勝ち点「80」で並んでいるものの、両チーム間の対外成績で2位につけるアルメリア。立ち上がりに先制点を許したアルメリアは、15分にDFロドリゴ・エリーのゴールで試合を振り出しに戻すと、再び1点のビハインドを追う中で迎えた53分、FWウルマ・サディクが決めて同点に追いつく。試合はこのまま2-2で終了し、アルメリアの1部リーグ昇格およびラ・リーガ・スマートバンク優勝が決定。なお、レガネスに所属する日本代表MF柴崎岳は先発フル出場を果たした。
岡崎慎司所属のカルタヘナは敵地でテネリフェと対戦。立ち上がりに先制点を奪ったカルタヘナは22分、DFフリオ・ブッファリーニが追加点を挙げた。64分に1点を返されたカルタヘナは74分、FW岡崎慎司を投入。試合はこのまま2-1で終了し、最終節を勝利で飾った。
■ラ・リーガ・スマートバンク最終節 全結果
ミランデス 5-1 フエンラブラダ
レアル・ソシエダB 1-2 サラゴサ
アモレビエタ 1-0 ポンフェラディーナ
ルーゴ 1-0 マラガ
ブルゴス 0-0 ジローナ
スポルティング・ヒホン 0-1 ラス・パルマス
オビエド 3-2 イビサ
テネリフェ 1-2 カルタヘナ
アルコルコン 1-0 エイバル
バジャドリード 3-0 ウエスカ
レガネス 2-2 アルメリア
■2021-22 ラ・リーガ・スマートバンク 順位表
1位 アルメリア(勝ち点81)
2位 バジャドリード(勝ち点81)
=====自動昇格=====
3位 エイバル(勝ち点80)
4位 ラス・パルマス(勝ち点70)
5位 テネリフェ(勝ち点69)
6位 ジローナ(勝ち点68)
=====昇格プレーオフ=====
7位 オビエド(勝ち点68)
8位 ポンフェラディーナ(勝ち点63)
9位 カルタヘナ(勝ち点60)
10位 サラゴサ(勝ち点56)
11位 ブルゴス(勝ち点55)
12位 レガネス(勝ち点54)
13位 ウエスカ(勝ち点54)
14位 ミランデス(勝ち点52)
15位 イビサ(勝ち点52)
16位 ルーゴ(勝ち点50)
17位 スポルティング・ヒホン(勝ち点46)
18位 マラガ(勝ち点45)
=====降格=====
19位 アモレビエタ(勝ち点43)
20位 レアル・ソシエダB(勝ち点40)
21位 フエンラブラダ(勝ち点33)
22位 アルコルコン(勝ち点29)
※勝ち点が並んだ場合は両チーム間の対外成績で順位を決定
■昇格プレーオフ
準決勝
テネリフェ vs ラス・パルマス
ファーストレグ 6月1日
セカンドレグ 6月4日
ジローナ vs エイバル
ファーストレグ 6月2日
セカンドレグ 6月5日
決勝戦
ファーストレグ 6月11日
セカンドレグ 6月19日